「神様だけが知っている」
ある日の夏だ、僕は何も知らずに家に帰っている。
家族がいるはずの家に、だが誰もいない。
「ただいま、あれいつもなら迎えに来てくれるのに。」
いつもならこんなふうに「パパ!おかえり!今日ね学校でこんなことあったんだよ!」
「そうかそうか家入ってから聞くからなー」
「うん!」
…こんな楽しい日々が続くと思っていた、
「あぁ、あの二人がいなくなってもう1ヶ月も経つのか、早いなぁ…」
そう俺は妻と娘3人の家族で住んでいた、だけどある日2人はひき逃げにあって2人とも致命傷で亡くなった。
しかも俺の誕生日ケーキを買った帰りだったらしい、ふたりが倒れてたところには潰れたケーキにお父さんおめでとうと書かれていた、
「これが、最後のお祝いだとは思ってもいなかった。」
この家には沈黙が続いている。
今にでも娘が飛び出してくるような感じだ、妻も笑顔で、迎えてくれるのかな……
これ神様からの罰なのだろう。俺は昔ヤンチャをしていた時の罰なのだろう、なぜそんなことで妻と娘を無くさないといけないのだろうか、そうゆう理由などは神様だけが知ってる。
この世は本当に理不尽だ。
7/5/2024, 1:18:59 AM