田中 うろこ

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もちもち、すべすべ、しゅわしゅわ。
これらは私が焦がれてやまない感覚たち。もちもちとしたほっぺは見ているだけで癒されるし、すべすべとした大理石の床は触っても寝転がってもいい。しゅわしゅわとした細かな気泡たちが動いているのを見ていると、本当に心は浮き足立ってくる。その感覚をたくさん覚えておきたい。

けれど、全部の感覚をもってしても、それよりももっともっと焦がれるものがある。

それが、きらきら。

寒い日に星が光って、体育館の特別な日だけ照明が凝り始めて、好きな人の笑顔が眩しくて。全部きらきらしている。宝物のメタファーそのもの。掴みたくても掴めない遠さも愛おしいほど。光が好き、輝きが好き。響きも好き。離れているところから届いている実感が好き。

いつかそのきらきらが、私から放たれているんだなという実感を持ちたくて、持ちたくて持ちたくて持ちたくて仕方がない。

2/17/2025, 5:48:04 PM