冬に暖かい部屋で食べるみかんって、なんであんなに美味しいんだろう。
橙色の皮を剥いて、現れた果肉を口にほうり込む。噛めば薄皮が弾けて、ジュワリとした果汁が口の中に広がる。乾燥した空気に乾いた喉に、うるおいが染み渡る。甘酸っぱくて、美味しい。
机の上の籠の中には、みかんがたくさん積んである。1個食べ終わった後には、そこへまた手が伸びて、2個、3個と食べ続けたくなる。
そんなふうに過ごしていたら、気づいたら手が黄色っぽくなっている。周囲の人に言われて「あー、みかん食べすぎた!」って言って笑う。
冬のみかん、そこまで含めて美味しいというか、幸せ、なんだよなあ。
12/30/2024, 4:05:54 AM