雫軒下から伸びている氷柱が、陽の光を浴びて輝く。私は何故かそれに見入ってしまった。もうすぐ春が来ると思いつつも、まだまだ寒暖差が激しい。氷柱の先からぽたぽたと雫が垂れている。子気味いいリズムで、私はそれをじっと見つめる。雫の音をいつまでも聞いていたいと思った。
4/21/2024, 1:32:48 PM