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明日になれば忘れている君のこと
明日のあたしが唯一頼れるものは
今までのあたしがメモアプリに残した日記だけだ
一日中、本人いわく友達らしい君と過ごしてみても
思い出すことは何もない
たった昨日の出来事なのに
何一つ思い出せないのだ
たった一つ覚えているのは
図書室でこっそり君をモデルにして絵をかいていた
何年か前のあたしのことだ
…たった、それだけなんだ
あたしと君の関係性について
君は今日丁寧に説明してくれた
…毎日こうやって説明してくれてるんだなぁと
そう思うと
自分の不甲斐なさに腹が立って
涙が溢れてきてしまって
すると君は
『まぁーた泣いた笑
…昨日も〇〇泣いたんだよ
すごく申し訳ないって言いながらね笑』
あたしは言う
『ごめん…(泣)いつも、…ごめんね(泣)』
すると君は淋しそうに微笑みながら
『…大丈夫だからさ』
あたしにそう言った
…君のこといつまでも忘れないよ
これは約束だから
明日になっても絶対に
しっかり覚えておくから
…そう言いたくても言えない理由は
明日も君を忘れれずにいるかどうか
…あたしには自信がないからだ
明日になったらまたあたしは
混乱で頭がぐるぐるするだろう
…でもこれだけは、覚えてるんだ、あたし
…君を見ると、ホッとして
君を見ると、嬉しくなって
君を見ると、笑顔になれる
…きっとそれは
君が今まであたしに向けてくれた
たくさんの優しさと
たくさんの笑顔
…やっぱり心は覚えているんだ
昨日、おととい、一週間前、一年前
あたしが君に感じた思い全てを
…覚えているんだ

↑これからはこうゆうフィクションの物語多くなると思います、実話のネタがもう尽きてしまって…笑
ごめんなさいm(_ _)m

5/9/2024, 12:16:05 PM