懐かしく思うこと
私は今、高校生として青春を謳歌している最中だ。
今年の春中学校を卒業し、ずっと前から憧れていたJKになってから数ヶ月過ぎた頃、勉強と部活も両立を何とかできており、友達にも恵まれた。もう文句なしの高校生活を充実して遅れていると胸を張って言えるだろう。
そんなとある日の帰り道、最近自分の体のスタイルが丸くなってしまったため、少し遠回りをして帰ることにした。革のバックを肩にかけながら緩やかな坂を登っていく。すると私にとって、とても懐かしい景色が見えてきた。
「あ、学校。」
今年卒業した中学校。高校生になってから様子を見に来たことは無かったけれど、やはり1ミリも変わっていない。少し立ち止まってマジマジとみているといろいろ思い出す。
あの国語の先生の授業マジで眠かったなぁーとか、親友と一緒に自分の机の下に「3年〇組 (自分)&(親友)」とかくだらないことを沢山落書きしたよな〜とか、好きだった男の子のバスケの試合、こっそり見に行ったらすごくかっこよかったとか。あとは、あの先輩マジで怖いし厳しかったとか、あの子、いつも私にイタズラしかけてきてたよなーとか。大変なことも沢山あったけれど、何気に楽しくてあっという間に過ぎた思い出達。今だから言えるけれど、どれも大切な宝物。
私は1回深い深呼吸をして、こう呟いた。
「さて、そろそろ行こっかな。」
革バックを肩にしょい直して、まだ家まで続く道を進み続ける。
これからある人生の出来事も、懐かしく感じる日が来た時に自分にとって良いものと思えるように、期待を胸にしながら、私は歩き始めたのだった。
10/30/2024, 3:05:41 PM