星に願って
もしも、星が
願いをひとつだけ叶えてくれるのなら、
『もう一度だけ、あの人にあいたい』
と、願うだろう。
一緒にご飯を食べられることを、
あなたの笑顔を見られることを、
愛情をもらえることを、
当たり前だと思ってしまっていた。
願うなら、
成人式の晴れ姿を見てほしかった。
一緒にお酒を飲みたかった。
結婚式で、一緒に歩きたかった。
もっと、一緒に話したかった。
わたしのこれからを見ていてほしかった。
もっと、感謝を伝えたかった。
いなくなるのは、あまりにも突然で。
心に、大きすぎる穴が空いたみたいだった。
もう今世では会えないのかと思うと
どうしようもなくさみしくて。
わたしは、次にあなたに会うときに
あなたが、わたしを誇りに思ってくれるような
人生を歩みたい。
そして、今世で一緒に居ることが叶わなかった
数十年間を埋めれるくらいたくさんの
あなたが笑顔になるような
おもいで話を集めておこう。
お星さま。
あの人はいま、しあわせに過ごせていますか?
わたしのことを見てくれていますか?
わたしは、
『もう一度、あの人にあいたいです』
願っても、叶うことはないと分かっている。
それでもわたしは、
星に願わずにはいられないのだ。
2/10/2025, 4:02:30 PM