白夜

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私はあなたが好きでした
あなたを忘れることなんて出来ない、それほど私はあなたに夢中だった
きっとこれを運命と呼ぶのかな
あなたとのメールのやり取り
あなたと同じ匂いの服
あなたとの思いでが詰まったこの家
全て私の宝物けして、忘れることの出来ない思いで

「私を置いていかないでー」と私の声がホールにこだました
私の愛する人が自殺をした
彼から私宛の手紙にこう書いてあった

○○へ
先にあの世に行くことを許して欲しい
君を置いて先に行くのは少し寂しいけど、もう僕は生きるのに疲れてしまった
でも、君のせいじゃないだから自分を攻めないで欲しい
僕は君を愛している、僕に未練があるからってまだこっちの世界に来るなよ!
またな
                   ○○より

私はこの世界を憎んだ…
彼をこんな目に遭わせたこの世界を
私は許さない、彼がどうしてこんな目に遭わないといけなかったのか私には知る由もないそれでも、彼ともっと一緒に居たかった
思いでの詰まったこの家からも引っ越さないといけない彼の私物も全て私の目の前から無くなっていく
1つだけ残ったのは彼のLINEのメールのやり取りだけ…
でも、今の私には開けることなんて出来ない
彼の打った文字が私の心に1文字ずつ刺さっていく
私の心はズタボロだ…
でも、もしいつか彼との思い出がこもったあのメールを開けることが出来たなら……
私は立ち直れたってことなのかなぁ――

9/1/2024, 1:34:07 PM