特盛りごはん

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 真っ直ぐな彼の瞳と目が合った。少し小さめだけど穏やかな色をたたえた黒目が素敵。シャープな印象だから眼鏡も似合いそうだな、と勝手に想像して一人でにやけてしまう。
 何を見ているのだろう。そう考えて違和感。だって私は彼と目が合っている。──そう、目が、合っているのだ。それはつまり。
 状況を理解した途端に顔に熱が集まるのがわかった。色を変えたであろう頬を隠すように両手を当てるがもう遅い。

私の視線の先には愉しそうに笑う彼がいて。
彼の視線の先には真っ赤な顔をした私がいる。



/視線の先には

7/19/2023, 12:39:53 PM