なにコレ。
俺のベッドに…枯葉が山盛り。
「はっぱのおふとん。」
コノミは立ち尽くす俺の隣を鷹揚と横切って言った。
「つくったよ。」
ばさっ と音を立ててコノミが枯葉に倒れ込む。
いや、つくったよ、じゃあなくてだな…。
「ふかふかー。」
コノミは満足げに目を閉じている。
俺は立ち尽くしたまま考えを巡らせていた。
どこからその枯葉を持った来たのかとか
虫がついてるんじゃないの?とか
そもそもなんでベッドに枯葉をばら撒いてるのかとか
誰が後始末をすると思ってるんだとか。
考えに考えた結果…。
「…がんばったな。」
そう言って俺は枯葉のベッドに身を投げだした。
【枯葉】
2/19/2024, 12:38:41 PM