祖父の命日は冬至の日だった柚子いっぱいのお風呂に浸かりそのまま逝ってしまった好物の鮒の甘露煮がテーブルに置かれていたそうで、入浴後に食べるのを楽しみにしていたのかと思ったら胸がつまった祖父の希望通り、大病を患うことなくそして大往生とも言われる年齢だったけれどそれでもやっぱり悲しいよ毎年、冬至の日は柚子湯に入る鼻腔を心地よく刺激する香りを感じるとやすらぎの中にも 決まってほろ苦さが胸をつく155:ゆずの香り
12/22/2024, 12:06:29 PM