私の中にひとつ、後悔が息づいている。
もうどうにもならないことなのに、
それは、今でも鮮やかだ。
あの時、どうしてあんなことをしたのか…と
悔やんでいても、それは、いつまでも過去に
ならない。
過ぎていく日々の中で、「今日」は「昨日」に、
なっていくのに、そうならずに現在形のままだ。
おそらく、それに明日は来ない。
もう、消えない。
それでもいつか、長い時間が経って、思い出と
変わってくれるのだとしたら、
必ず、過ぎ去った日々の中に閉じ込める。
もうため息をつかなくてもいいように。
「過ぎ去った日々」
3/9/2023, 12:33:00 PM