文章力のない人

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君を照らす月

ただただ君を照らせるようになりたい。
僕といる君がいちばん綺麗だと言いたい。

そんな役目を1番に奪ったのは月だった。
あぁ憎らしい。
君のとなりは僕であるべきだったのに、
月は毎晩君を照らすんだ。
君を照らす月はどこか得意げに見えて、
落ち込む僕の傷に塩を塗る。

僕が照らすはずだった君の横顔は、
月明かりによって悔しいほどに輝いていた。

11/16/2025, 11:05:47 AM