えし

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星に願って

また独りぼっちの夜が来る。
冷たい石に囲まれた、小さな部屋で、寒さに身を縮こませながら、夜明けを待つ。
誰か、助けてほしい。
誰か、ここから連れ出してほしい。
腕を出すことしかできない、小さな窓から見える星に、何年も何年も願っている。
私の王子様が来てくれることを。

2/11/2025, 7:33:48 AM