あの子のいちばんになりたい。その気持ちに蓋をして今日も控えめに優しいふりをする。笑顔の下に隠した独占欲がうっかり出てしまわないように、しっかり蓋をする。僕には友達が少ない。だから余計にあの子に執着するのは自分でも歯止めが効かないってわかっている。わかっている。人は誰もが誰かを真に独占できないって、わかっている。それでも、あの子の人生の貴重な時間をほんの少しでも僕に関心を向けてくれたら幸せだろうな。今の嘘。本当はいつも僕を頭の隅に置いて欲しい。でも縛りたくはない、から。僕の気持ちは理性と建前と欲がいつも洗濯機の中でぐるぐる回っている。そして時が来たら、洗濯機が止まったら1番初めに中から出てくる感情はきっと洗っても落ちなかった真っ黒で汚れた欲望なんだろう。
3/1/2026, 11:22:41 AM