-ゆずぽんず-

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久しぶりに釣りに行きたいな、釣って捌いて食べたい。久しぶりに行軍に行きたいな、疲れて喉が渇いて辛いのに、そこに生を感じて明日の糧としたい。

今日は疲れたから休みの日でいいか。休みはまったり惰眠を貪りたいから、気が向けば次の休みにしようか。朝から酒を飲みたいし、映画鑑賞に耽るつもりだったから明日でいいか。明日から仕事だし、体力を温存しておくか。

大人になると、とにかく時間を無駄にする。ただただ無意味で無意義に、限りある時間をドブに捨てる。いまこの時は、もう二度と訪れることの無い瞬間であるということを忘れて無秩序に時間を貪る。

歳を重ねることは理解をしていても実感をするのは、凡そ自分に出来ることの数が減った時、そして可能性を自ら過小評価 したときだ。どんな挑戦も、学びも、趣味も遊びも、歳の数に関係なく無限大の可能性がある。そして、それは誰にも当てはまる。

言い訳をするのは簡単で、人は言い訳のためなら無意識に時間を割けるものだ。なんら価値のない時間にこそ人は無意識に時間を注ぐが、これにいち早く気づくことができた時、無限の価値と可能性を見出すことができる。

難しいことでは無い、やればいいだけだ。休みの日、ダラダラといつまでも寝たいものだ。しかし、休みの日こそ普段よりも早く起きよう。何気ない日常に強い変化を感じることができる。散歩へ出かけるもよし、何も考えずコーヒーを飲むも、茶を飲むも良し。身支度を済ませ、シャキリと目を冷ましたならば思い思いのことに時間を活用してみよう。これまでの怠惰に時間を捨てたことを悔やみ、これからは何でもやれると意欲が高まるのを感じるだろう。

眠ければ、小一時間の昼寝を楽しみにして過ごせばいい。早朝からやれるだけのことをやれば、その充実感と達成感は心に余裕と幸福感をもたらしてくれる。そして、それらのあとに昼寝をすれば惰眠を貪るのとは違う格別なひと時を体感することができるだろう。

平日に言い訳をするなら、休日こそ真剣に自分と向き合おう。平日に時間が取れないなら、休日こそ朝早く起きてでも無理やりに時間と意欲を注ごう。休日の趣味の疲れは、仕事へ悪影響与えることは無い。充実感や降伏感、、爽快感も得られるならば週明けの活力になるだろう。

休日こそ全力で休みたいのなら、朝早く起きて掃除や炊事、なんでもいいから早めに片付けてしまえ。驚くほど休みを長く感じるぞ。きっと、それを繰り返していくうちに暇を持て余し、高まった意欲は新しい活動へと自分自身を向かわせてくれるだろう。誰しも目の前には幾つもの扉が、或いは道が開けている。でも、それは自ら見ようとしなければ見えやしない。見えた時、どれを選ぼうとせずとも迷うことなく興味と関心のままに歩み始めているはずだ。

何をしてもいい、どんな過ごし方をしてもいい。どんな生き方も自由で、どのように歩いていくのかも選べるのだ。しかし、決して限りある人生を無駄にしてしまうようなことは避けなければならない。いつの日か、しておけば良かったと悔いるような生き方は避けなければならない。いつだって、何度だってチャレンジはできる。けれど、若かりし頃と年老いた頃とでは可能性こそあれど難易度が上がり、ハードルは高くなり、幅も狭まる。

やってできないことは無い、やればやっただけの価値がある。しかし、やって得られる成果はどれだけ活力を注ぐことが出来たのかによって変化する。活力は誰もが持つが、身体は確実に老いる。酸化防止に、老衰防止に食事を見直しても運動を継続しても体の中の細胞は確実に老いて役目を果たして終わっていく。人の体はその果てにあるのだから仕方の無いことだが、気力と活力で如何にできることに全力を注ぐかで最期の時に得られるものは変わる。

どんな人にも、幾つの人にも時間は平等に流れる。けれど、終の瞬間は皆違う。それがいつなのか、どのような形で訪れるのかなど誰にも分からない。なれば今を無駄にすることなく、流れる一秒一秒に心血を注がなければ、必ず後悔をする時が来る。


幸せに生を謳歌したいのなら、子供のように無邪気に今を生きなければならない。大人は生きていくために、誰かを守るために、養うために仕事をして稼ぎを得なければならない。子供のようには生きられないと感じるだろう、だから休日こそ満喫しよう。充実させようと努力しよう。

子供の頃に、今ほどあれこれ考えて生きていた人は多くは無い。けれど、将来の夢や目標のために全力だった人はとても多い。


大人は要らぬことに頭を使い、要らぬことに耳を傾け、要らぬことに心を壊す。

子供のように行きなさい。私もそうあろうと決めたのだ、生きやすさは自らの手で作り、掴み取らなければならない。


幸せは大それたことではない、ほんの少しの変化から生み出す価値のあるものに過ぎない。

難しいことでは無い。
やってみよう、これから一緒に。

10/14/2024, 12:21:01 AM