「貴方が好きな私は本当の私ではないですよ。」
これが僕の告白に対する君の答えだった。君が必要以上に虚勢を張って、誰かを演じているのは知ってる。
でも、君が演じている誰かも間違いなく君なんだ。
あの作り笑顔の奥にも君は居るはずなんだ。
「どんな君でも好きだよ。」
なんて無責任なことは言わない。
「ありのままの君が好き」
とも言えない。だって君が隠してしまうから。きっと、僕は本当の君のことなんて何も知らないから。
僕が好意を伝える度、君は苦しそうに笑う。まるで自分にはその言葉を受け取る権利が無いとでも言うように。
いつかは僕の気持ちが伝わる日が来るといいなって思ってる。それまでは絶対諦めないからね。
2/13/2024, 8:26:36 AM