『タイムマシーンがあったらな。』
遠い遠い夏休みの日、8月××日。
友達は俺の家に来てて、俺は自分の部屋に隠していたグラビア特集本を丁寧に見ていた。
その時にあいつが言った。
「タイムマシン欲しいかも」
その発言が俺は訳が分からなかった。
だってあいつ、そんなくだらない話は好まないなんて自分で言ってたんだぞ?
「え、何?どうした??いきなりそんな事言って……。」
俺は戸惑い気味に答える
そうすると
「んー、なんかな……何でだろうな。」
あいつは笑いながら言った。
何でいきなりあんな事を言ったのか俺は本当に意味が分からなくて、
探ろうと思って色々聞いた。
「なんかあった?」
「いいや、違う」
「後悔してるとか??」
「違う。」
「ん〜……?
あ!分かった!ドラ⚪︎もん見たんだろ?」
「ちげえよ馬鹿っ!」
あの時笑ってたな。めっちゃ。何でか知んねーけど…。
「まじで何なの!?何で?教えろよお」
「ええ?んーとなぁ……」
そんな必死に理由を探る俺を見て、少しめんどくさそうな顔をしながら言ったんだ。
「俺さ、限界なの。まじで死にたいくらい。だから過去に戻ってやり直したいんだよ。」
真剣な顔をしてた。
「は…?え、それまじで言ってんの……?」
でもその後あいつはさっきの真剣な顔が嘘かのように、あははっと笑い
「さっきの嘘だわ。騙された?そんなびっくりした顔しやがって。」
「は??まじふざけんな!ガチで受け取りそうになったんだぞ!」
あいつはそんなくだらない嘘をついた事に怒っていた俺とは逆に楽しそうにしていた。
時間が少し経った後、あいつはもう夕方だし帰るわ。なんて言って去って行った。
9月1日、あいつは死んだ
自殺だって。
何で気付いてやれなかったんだろうな。
あいつが我慢してたって事。
後悔がいつになっても消えないわ。
本当に、お前が死んでから何回も思ってるよ。
タイムマシンがあったらな。って
1/22/2026, 1:08:45 PM