ある古い書物の一節にて。
その道の先になにがあるのか。家の近くの森には大きな空洞がある。もちろん木々に囲まれた小さな空洞だ。この道の先になにがあるのかと、私は小さい頃から考えている。
だが、怖くて入れない。恐ろしい事が起きるのかもしれない。
15歳になったある日、なにを思ったのか私はその道に入った。
這いつくばりながら入る。普通は木々が邪魔をしてくるが、この道はなぜか邪魔がない。すんなり通れた。
通り抜けると、そこは夜の世界だった。大きな木に大きなダンデライオン。
ここはどこなのだろうか? 探す中、この世界には秘境が存在していた。
ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー
7/3/2023, 10:14:36 AM