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君と歩いた
あの 海辺の道

足元には 白い波
肩には 淡い陽ざし

風がふたりの声をさらって
貝殻だけが それを覚えていた

笑ったね
なんでもない話で
すべてが 愛おしかった

小さな貝を拾って
「これ、君みたいだね」って
君は 笑った

時間は流れ
季節は過ぎて
今 ひとりで歩く この浜辺

でも
耳をすませば
波の音にまぎれて
君の声が 聴こえてくる

君と歩いた道は
いまも ここにある
砂に 想いを残したまま

6/8/2025, 11:54:05 AM