昭和天皇は植物学者である牧野富太郎博士の名言
「雑草という草はない」
に共感し似たようなことをおっしゃったと伝えられています。
そのエピソードは次のとおりです。
皇居周辺の草刈りをした侍従がお帰りになった際に一部雑草を刈り残したことをお詫びした。
昭和天皇は ...
「雑草という草はない。
どんな植物でもみな名前があってそれぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。
人間の一方的な考え方でこれを雑草として決めつけてしまうのはいけない。
注意するように。」
とおっしゃった。
牧野富太郎博士は植物学者として知られておりNHKの朝ドラ「らんまん」の主人公槙野万太郎のモデルでもあります。
雑誌記者だった山本周五郎氏が1928年に牧野博士にインタビューした際に
「世の中に〝雑草〟という草は無い。
どんな草にだってちゃんと名前がついている。」
という名言を残しています。
自分はどうしても〝常識〟という言葉を好ましく念えないのである。
自分には〝常識〟という言葉に、冷たさや短絡さ、また怠惰のような解釈を感触するのである。
私は〝常識〟とは〝慮い遣り〟の対義語であろうとどうしても捉えれてならないのである。
〝 雑 草 〟
この言葉が後ろ手に隠すズルさと同様のものを感触するのである。
常識などという見識は、長い年月を慮うとき、なんともいいかげんな人やそれ以外の凡ゆる事柄を俯瞰し小馬鹿にする愚言に念えてならないのである。
不器用な慮い遣りを呆れ嘲笑するばかりで手は貸さず ... そういう虚しさを覚えるのである。
9/13/2024, 7:08:45 AM