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やるせない気持ち…。
随分寂しいテーマですこと。

1年前は…。

…やっぱり。
定義的な事から話を広めている。

同じ事をするのもつまらないし、どうしたものか。

…取り敢えず、考えてみますか。

最近はパーソナルな文章が多かったので、たまには物語が良いかもしれない。
物語領域を見渡してみると、男性陣が青い顔をして首を横に振っている。

…なるほど。

確かに、体験したくない感情故、断りたくなる気持ちもわかる。

男性陣がすまなそうな顔をしている。
「こちらこそ」と伝えて物語領域からフラットな思考へと戻ることにした。

…。

大切なキャラ達に悲しい思いをさせるのも忍びないし、あいにく与太話も思いつかない。
ここは自分が請け負うとしよう。
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大人になってからというもの、
会う人会う人から頂戴する言葉がある。

それは──「勿体ない」。

例えば、

趣味で描いた絵を見せると──
「せっかく描けるのに、それを仕事にしないだなんて、勿体ない」

任された仕事を一生懸命こなすと──
「せっかく能力があるのに、こんな所にいるなんて、勿体ない」

人間関係が好きで辞められないのに──
「ココよりもっと稼げる場所があるのに、勿体ない」

どれも頂戴している言葉は、褒め言葉だ。
喜ぶべきものだ。

しかし、皆最後にこう言う。

「転職した方が良い」
「ココじゃないもっと別の良いところへ行ったほうが良い」

これらの言葉は、仕事に慣れ、周りの人と親しくなればなるほど言われやすい。
何年も仕事を共にしたからこそ言える事だが、これらの言葉をくれる人に悪意は一切ない。そこにあるのは純粋な助言だ。
しかし、やんわり断っても、無視しても何度も手を変え品を変えこの言葉は届き続ける。

だからこそ余計に「あなたの居場所はココにはない」と言われているように感じ、やるせない気持ちになってしまう。

言葉に従い今度こそはと転職を重ねても、毎回同じ事が待っている。

人から「勿体ない」という言葉をもらう度、襲い来るやるせなさと同時に、私の頭の中は疑問符でいっぱいになる。

何故「勿体ない」と言われるのか、分からない。

失礼ながら「変な幻覚を見ていませんか?」と問いたくなってしまう。

人は一体、
私に何を、見ているというのだろうか?

いい加減答えを知りたいのだが、いつも貰えるのは「勿体ない」という言葉ばかり。

その度に何度も自分を振り返り見たが、分からない。
どうしてこうも自分のことになると、捉えられないのか。
まったくもって、やるせないものである。

8/24/2024, 2:15:34 PM