煙花三月

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憂鬱な心を紛らわすために、わたしの心より暗くて寒い冬の海を見に行った。

冷たくて強い潮風が、わたしの頬にぶつかった。
テトラポットに打ち付ける黒い荒波は、わたしの心を一層深く抉るようだった。
でも、それが心地良かった。
わたしの憂鬱な心は、乱暴な冬の海によってどこかへと掻き消されていったのだった。

2/4/2025, 6:21:53 AM