頑張って生きる一般人さん。

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きらり。

一粒の雫が小波にもまれて消えた。

夜空の星が瞬いて、私を慰めてくれているような気がする。

それでも、まだ止まってくれない。

とめどなく零れるそれは、まるで海を作ってしまうんじゃないかってくらい、ボロボロ、ボロボロと溢れ出してくる。

その海に溺れてしまいそうな気分。

何でこんなになってるか、理由は聞かないで欲しい。

波の打ち寄せる音と、生ぬるい風に乗って、私の嗚咽はどこかに届くのでしょうか。

〜雫〜

4/21/2023, 3:11:42 PM