「ねぇ-賢ちゃん?ここの問題教えてー」
幼稚園、、?いや性格に言えば保育園から一緒なのかも知れない。彼は昔、とても体が弱かった。
母の友人の子供で、同い年、、、ということもあり、よくお見舞いなどに行って一緒に遊んだことが数えきれないほどある。遊びと言っても、ほとんど口喧嘩ばかりであり、決まって毎回怒られるのは、私であった
また幼馴染みのせいか、彼のあだ名にはきまってちゃんが着いていた
「ねぇ、聞いてるの?」
私は、そっと彼のベットにたちよる。
「他の人から習えばいいのに、、僕よりもっとわかりやすく教えてくれるはずだろぉ?、」
彼はそっと息を吐く
「いいの!.、賢ちゃんの方が断然わかりやすいから」
彼はため息をつく
「だから、クラスから嫌われるんゃ無いか?」
「うるさい」
そんな言葉をかわしては、二人でとりとめの無い話をたくさんした
今日の給食はなんだの?
あの先生はかっこいいだの可愛いだの
だからといって、特別な話しと言うわけではない
もちろん誰かにとって利益をもたらす訳でもない
ただ何かに逆らって、一生懸命に
「賢ちゃん、賢ちゃん」
「ねぇ、お願い、起きてよ」
空気が硬直するような音が聞こえた
何かが張り裂けそうな気がした
ただ何かが上下する
ずっとずっと怖かった
ただそれだけが怖かった、
12/17/2024, 4:21:25 PM