シロイヌ

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 今日のお題である「木枯らし」の意味がよくわからなかったので調べてみた。明鏡国語辞典に尋ねると、「秋の末から冬の初めにかけて吹く強く冷たい風。」とのこと。

 今って冬真っ盛りじゃない…?

 なんだか最近お題に盾突いてばかりだが、お題の意味がわからないので仕方がない。いや、これは私の語彙力の問題です。すみません…

 責任転嫁に失敗して己の無知を身に染みて実感していると、別の辞書「デジタル大辞泉」が話しかけてきた。「木枯らしはね、すりこぎをいう近世女性語でもあるんだよ。」

 我問う、「すりこぎってなんだよ。」と。
 辞書曰く、「すり鉢で、物をするのに用いる棒だよ。使うに従って短くなることから、少しも進歩せずかえってだんだん退歩する人をあざけっていう語でもあるんだよ。」と。

 「木枯らし」という語の別の意味を知ることができた。だが、進歩せず、むしろ退化するひとをあざけるような単語がお題になるとは思えない。お題の意味を調べれば調べるほど、お題の真意が見えなくなっていく。今の私こそまさに「木枯らし」ではないか!?

ーーーーーーーーー中略ーーーーーーーーー 

「木枯らし」は木の葉の払い落としながら吹く冷たい風という意味らしい。(ニッポニカ先生曰く。) その様子から「木を枯らしてしまうもの」という名前がついたようだ。

 ふむ。では書く習慣っぽいことでも書いて終わろう。人生における「木枯らし」は時間の流れであろう。年をとると時間は瞬く間に過ぎ去ってゆく。若くみずみずしい心を持っている頃には長く感じる一年が、年を重ねるにつれて短くなっていく。心が冬の季節に入るにつれて、時間は加速していくのだ。この現象は「人生の木枯らし」と呼べるのではないか。

 ちょっと無理があるか。

                遠い君へ

1/17/2024, 12:21:34 PM