あおい

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恋するのはきみのまぼろし

微笑む顔に影が落ちる。
さらりとした髪が揺れて、ふわりと落ちる。
静寂の中、無音の唇が音を紡ぐ。
重なるふたつがポトリと落ちて。
この腕の中にはなにもないのに。
いつか夜が更けても触れ合いたかった。
また今日も、月がきみを奪う。

11/25/2023, 3:13:37 PM