美しい夜の空に星明り存在しなかった。深夜の信号機に照らされて、交差点を渡る。辺りに人はいない。 ビルに寄りかかり、私の口に含んだタバコの煙が空を舞う。信号機の明かりは赤く光っていた。 癒やしは夜の街にはなかった。酒飲んで寝る。酒は私にとって娯楽ではなく、気を紛らわせるものだ。タバコもそうだ。 決して綺麗とは言えない信号機の光源が星の代わりとなり夜空を飾る。変わり映えしない景色が少し鮮やかになった。
9/5/2025, 1:47:09 PM