ストック1

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いかん
どっと疲れた
動ける気がしない
これから夕飯を作らなければならないというのに
まさに台風のようだった
その時は平気だと思っていたのだがな
台風が過ぎ去って、自分が体力をかなり使ったことを、疲労によって思い知らされたよ
5歳になった甥っ子の相手は、俺の体では重労働だったらしい
無限の体力を持っているかのようだった
孫はたまにくるから可愛いとはよく言ったものだ
俺にとっては孫ではなく甥っ子だが
こんな暴れん坊の面倒を毎日見ている世の親御さんたちには尊敬の念を抱く
だが、可愛いことに変わりはない
本物の台風と違って、この小さな台風は一緒にいると楽しいのだ
ただ、これほど可愛いのは今のうちだけなのだろうな
すぐに成長するだろうし、ものがわかってくると、今のように無邪気に遊んではくれないだろう
そう考えると、疲れてでも一緒に過ごす時間を作りたいものだな
機会があれば、積極的に遊び相手をさせてもらうか
いつか、いや
近い将来、成長した甥っ子を見て嬉しく思うとともに、一緒に遊んだ日々を懐かしむ日が来るのだろうな
きっと、寂しさも同時に感じながら

9/12/2025, 11:18:42 AM