誰もいない教室は、いつもの騒がしさとは程遠く、寂しさを覚える。
みんなの声も今はなく、ただまた誰かがやって来るのを待っているよう。
誰もいなくなってしまった。この教室からは。
――どうして、誰もいないんだろう。
みんなの声を期待していた。でも、もうそこには存在しなかった。
そして、気付いたんだ。
――あ、今日日曜だって。
日曜です。お休みです。だからみんないない。そりゃそうだ。
休日出勤の先生に見つかり、「どうした?」と訊かれた。
恥ずかしさの余り、「静かな教室を見てみたかったんです」とかわけのわからない返答をした。
『誰もいない教室』
9/7/2025, 8:11:38 AM