汚水藻野

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君は本当に儚い存在だねぇ。


ちょっと捻ったら死んじゃうくらい弱っちいのに、ぼくのような奴にも笑いかけてくれる。

なあ、君はなぜそんなに優しいんだい?

どうして?


ぼくは何もできない。
君と笑うことも、泣くことも、怒ることもできない。
話せない。触れない。


それってめちゃくちゃしんどいんだよねぇ。


君のことが大事だから頑張ってるのに、どうしたって無理なんだ。
だからずっとぼくの心は雨が降る冬みたいに寒い。
君に温めてもらいたいよ。




そして、今日も君を、神社の鳥居の天辺から見守るんだ。



2025.9.7.「雨と君」

冷たいんじゃなく寒い。
あたためて。

9/7/2025, 3:56:30 PM