白燈

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声が枯れるまで


いつも 助けを求めていた
誰かに届くと信じて
叫び続けていた

だけど
街ゆく人には届かなくて
一人しゃがみ込み 膝を抱えていた

神様はいるのかなとか
救いって本当にあるのかなとか
誰もが他人に無関心の街で 途方に暮れた

それでも
信じ続けるしかなくて
終わりとは背中合わせだから
前に進むには 信じるしかなかった

私の声はとても小さいものだけど
叫び続けるしかないと思う
ここから抜け出して 生き抜く為には

声が枯れる そのときまで

10/22/2024, 7:06:37 AM