あの夢のつづきを探し求めている。あやふやで、断片的にしか覚えていない、そんな夢だけれど。あともう少し、もう少しで何か、大切なものが掴めるはずなんだ。あぁ、ほら、あともう少しで……ピピピピッ、ピピピピッ………あぁ、まただ……今日も、手が届きそうになったその時に、起きてしまう。今度こそ、今日こそは……そんな決意を毎度のように抱きながら、僕は一日のはじまりを迎えたのだった。
1/12/2025, 3:23:05 PM