ちょっとしょっぱいキャラメル味。期待に期待を重ねて食べた飴は、あんまり好みの味じゃなくて、笑われながら背を叩かれた。「お前は此方が好きでしょう?」嘗め終わったらゆっくりお食べ、と積まれたのは至極ありふれた米菓。お爺ちゃんの作った可愛い湯呑みに熱くないお茶を入れてくれるお婆ちゃん。「わたし、この特別の方が好き」炬燵の両隣からふわふわと柔らかく撫でる手が嬉しくて。<特別な存在>
3/23/2024, 10:13:20 AM