エッセイ風味

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「君と僕」

結婚するにあたって、夫に求めることは「対等」であった

話は過去に遡るが、私の両親は世間でいうところの亭主関白の家庭を築いていた
父は寡黙で不器用な性格をしていたが、頭が良くなんでも器用にこなした。母は共感力が高く子ども好きだが、要領が悪く面倒臭がりであった
こうなると必然的に父の役割が増え、自然と父中心の家庭が出来上がる。母もそれを良しとする。父は器用に一家の大黒柱をこなす。こなせてしまう
そんな父が大人になった私にぼそりと「私がやるしかないからね」と諦めたような表情で愚痴をこぼした


そんな事があり、
亭主関白とは大きく3つに分けられる
①手腕があり性格にも合ってる、社長タイプ
②手腕があり性格には合ってない、貧乏くじタイプ
③手腕がなく性格には合ってる、クズタイプ
手腕がなく性格にも合ってない場合はきっと妻が舵取りをするだろう
などという持論を元に夫を分析した
夫はきっと②だろう。この人はきっと苦労を一身に背負うタイプだ。私も努力してついていき対等に接さねばならない
それと同時に結婚した途端性格が変わられても敵わないのでその牽制も兼ねて…。今だに対等に接してくれるので杞憂に終わったが。本当に良かった

片方だけが対等になろうとしても駄目なので、お互い対等な関係を続けていけていけるのは夫の協力と私の努力の賜物でもある。ずっと大事にしていけたらいいと思う

4/11/2025, 2:35:29 PM