宝生 結

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ーハッピーエンドー
ある日、おばあさんが川で洗濯をしていると、桃が流れてきました。
おばあさんは驚きながらも、その桃を持ち帰りました。
そして桃を切ってみると、中から元気な赤ちゃんが出てきました。
おばあさんはその赤ちゃんを「桃太郎」と名づけて育てることになりました。

桃太郎は成長して強くなり、鬼ヶ島に住む鬼どもによる村の悪さを知りました。
彼はおばあさんに刀とおつけをもらい、仲間として犬や猿、キジを連れて、鬼ヶ島へ向かいました。

鬼ヶ島に着いた桃太郎と仲間たちは、鬼たちとの戦いに挑みます。
桃太郎の力強い剣さばきと仲間たちの協力で、鬼どもは次々と倒されました。
最後には鬼の親玉も倒され、村は平和になりました。

桃太郎と仲間たちは勇者として村人たちに称えられ、おじいさんやおばあさんもとても喜びました。


この物語は本当にハッピーエンドなのだろうか。
もし、もしも、鬼に子供がいたとしたら…。
急に来た桃太郎にいきなり仲間を殺され、親を殺され、最終的には村に祝福されている。
村から見たらハッピーエンドかもしれないが鬼の子から見たら、これはハッピーエンドでもなんでもない。

世の中、見方次第では善にでも悪にでもなりうる。

人の数だけ正義があるというのは本当になんだね。

3/29/2024, 11:27:43 AM