NoName

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星が溢れる
ぽたりぽたり
蛍のように儚く
星々のように眩しく
ガラス細工のように繊細で
少し触れただけで壊れそうな
そんな感覚に陥っていた。
それが漠然といつかいなくなるのではと
この手からこぼれ落ちて
波に、風攫われてしあうのではと
怖かったんだ。

3/15/2024, 11:10:33 AM