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サンタをいつまで信じていたか、そんな話題は大人と子供の間の高校生活で1番耳にした。
幸せだった私はその存在を中学生まで信じて疑わなかったし、知ってしまった理由も街の見知らぬ若者がその正体を語っていたからだ。
今思えば周りに恵まれていた。
周りの友達とはいつもクリスマスに貰うおもちゃの話で尽きなかったし、いつまでも疑わない私を周りの人達はみんな優しく守ってくれた。
その事実を知った時、信じていた夢が壊れた日。
それでも私は一層そのサンタが、クリスマスが好きだと思った。
愛を感じる日。信じる私の夢を守ってくれていた人達の優しさを思い返す日。
1人ぼっちの家で今、サンタは来ないけどクリスマスイブは優しさに包まれて眠る。

12/24/2024, 4:45:43 PM