眩しくて、眩しくて目が眩む。照らされた温かさから体温が上昇して自然と涙が出た。それには何か理由があって、きっと彼女に救いを求めているからだろう。「君は誰より美しいよ」隠れる様に下を向いて呟く。少し先を歩く彼女が小さな足でこちらに戻った。「何で泣いてるの」なんて君が泣きそうな顔で言うから、私はもっと泣きたくなって、太陽から逃れる様に君を優しく抱きしめた。この日をずっと忘れない為に。
8/7/2023, 2:18:40 AM