一筋の光トンネルの中みたいな真っ暗闇で、一筋の光が差した。そっちへ行こうと君の手を引いたら、君は立ち止まったまま動かなかった。何も信じられなくなった君には、その光すら怖くて、信じられなくて。だから僕はそっと君の手を握った。震える君を無理やりその光のもとに連れていきたくはなくて、僕も君と一緒にまだその闇にいることを決める。いいんだ、君が本当に大丈夫になるまでここで待っているから。だから、今は君の隣にいることくらい許してくれないだろうか。
11/5/2022, 12:58:40 PM