“River〃”

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あんまり ... 興味が湧かなかったから開かなかったTikTokを何となく珍しく開いて眺めて ... ... .....


  みんな笑顔で居たいんだなぁ ... それでも。


笑顔で .. ってことでもないんだろうけど兎に角充たされていたい ... 充たされたい ... みたいな ... かな。


叶い過ぎてしまったというか、剰りにも整い過ぎて除去されてしまった勝手の悪さは、まるで無数のカンテラで照らされた、本来は真っ暗な夜の森の深くでの宴 ... カーニバルのようで ... 。

楽しさの持続から欲望の追究へと意識は変貌し ... 更に悦楽へと進化してしまえば ... その先は無意識のうちにアルミホイルに包んで窯に投じ燻製にした倫理を炎から取り出し鼻でその薫りを嗅ぎ ... 常軌を溶かし快楽に溺れ敢えて世界を朧げに眼に映し己の魂の死滅の促進に勤しむ ...

忘れてしまいたいどうにも忘れられない記憶を ...

記憶の中で黄金の輝きを放ち続ける誇りたる美しい記憶を道連れに消し去る代償を払ってでも ... ... ..... 。


この世に在るすべての色をすべて交ぜて仕舞えば ...


要はこの世の中は灰色なんだよな。


でも黒を混ぜても黒には成らず灰色で留まるのがこの世界の唯一の、そして究極の妥協であり、やさしさなのかも知れない ....... 。


打ち上げられて開いた大輪の花火を、桜を、夕焼けを、また夏の向日葵畑を嬉しそうに眺めるように眼をキラキラさせている素晴らしい今という途中を辿っている若者たちが、いまとなっては本当に羨ましい。


4/5/2024, 10:00:37 AM