はじめは背中だった。時間をかけてゆっくりと、生きる姿を。善し悪しの基準。ものを見る角度。ひととは、どんなものなのか。見つめて、知って、幼いそれはぼくに成った。ふとした事で、誰かが笑う。表情が反射して、その表情をきみへと綺麗に照らす。それは瞳を通ってこころへと。まっすぐに、屈折せず輝きをくれる。こころはそのまま心にオーロラをかけるのだろう。みんな、誰かの言葉や感情越しに毎日虹色のベールを見ているのだ。「鏡」
8/18/2023, 1:54:30 PM