うっすらと目をあけ、開け放たれた外を見る。
真っ白ですごく静かだ。
見渡す限りの白。
「何もないようだな」
終わりに近づく恐怖も不安も。
ただただ静かで白い世界。
もう何年も前にこの六畳ほどの世界になってしまった己れの世界。何もない。
晴れた空の光りに反射してきらきら光るその先を眺めながら、
「本当に綺麗だな」
この眼前に広がる景色のようにただ静かにひっそりと溶けて消えたいと。
自嘲気味にひとりごちる。
今日はちょっと冷える。
また。少し休もう。
(雪原の先へ)
12/9/2025, 9:46:15 AM