神様が舞い降りてきて、こう言った。願いにしては大きく、祈りにしてはあまりにも厚かましいようなそれはいっそ許しを乞うようだった。絶望にうちひしがれて、地面に膝をつきながら見上げたその先に、光が見えた。神様が舞い降りてきて、こう言った。「君にあげたものだから、君の好きにしていいよ」生きるのも、死ぬのも。どんな道に進んで、何をしようが、これは君の人生だから。だから、いつかまた戻ってきたら、君の話をたくさん聞かせてよ。
7/27/2023, 1:30:23 PM