しろ

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愛を注いで

愛を注いでも注いでも
渇いてしまう

枯渇

ほんとに、この言葉がぴったりの人から生まれて育てられた

愛されてると思っていた

確かに愛されてはいたのだろう

だけど、

けど、がつく

だって、私はその人の中に空いた穴を埋めるために生むことを選ばれたのだから

私は穴に埋まったままで歳を重ねた

ある時、私の中のマグマが爆発した

私は空っぽ

私の中心には何もない

私は筒になった

だから、何を言われてもとおりぬける

もう苦しくない

枯渇した人に

いくら暖かい愛を注いでも消えていく

たまらないのだ

そうだ、永遠と流れる滝のようになろう

私は穴に埋まる存在なんかじゃない

注いでも注いでも乾いてしまうなら、滝になろう

永遠と、永遠と

12/13/2024, 11:59:21 PM