『風に乗って』言葉は広い海を渡り、やがて風となる。人を紡ぐ葉は歴史をも紡ぎ、調べとなる。風と舞う花々は美しく空高く舞う鳥は歌い、日々照らす月は届かぬ愛を唄う。風は宙にとどまったまま行き先を忘れ、音が途切れ、やがて香りを失う。輪郭を失ったそれに、無造作に並べられた造花にキスをし、傷だらけになった薔薇を抱きしめる。
4/29/2026, 3:29:17 PM