リジー

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君と一緒に

 頑張るあなたの後ろ姿を、僕はずっと見てきました。よく、僕をからかうあなただけど。それは大抵僕があなたを褒めた時の照れ隠しですよね。
「急に何言いやがるんだよ……」
 彼は僕の頭を軽くはたいた。照れ隠し。頭を掻いて頬をピンクにするのも変わってないんですね。
「はあ、もー何なんだよ。あっ、分かった」
 んっと彼は両手を広げた。
「おかえり、オットー」
「ただいまです、ナツキさん」
 僕達は互いを抱きしめあった。もう二度と離れることがないように、強く。
 二人ボッチの酒の席は続く。この優しい空間は、素面に戻れば恥ずかしくなってしまうものだけど。でもこんなに、あなたと一緒にいれてよかった。と思う日を大事にしたいなあ。

1/6/2025, 11:33:50 PM