『君と一緒にいたいんだけど…駄目かな?』
そう言って春の風が桜を吹雪かせるこの季節に顔を赤らめた貴方が私にそう言った
「え…?それって…私に言ってる?」
『もちろん。』
「間違えてない?」
『間違えてなんかないよ。僕は間違いなく君と一緒にいたいんだ』
そう真っ直ぐな目で私を見つめる貴方と私の間に桜が吹雪く
「なんで私なの?」
『ずっと好きだった。友だちと笑ってるときの笑顔、誰にでも好かれていて優しいところ。気付けば全てを目で追ってた。気付いたら好きになってた。誰かに向ける笑顔も僕にみせてほしい、そう思うようになった。』
彼は赤らめた顔のまま、はにかんで私に言った
『君の笑顔を1番近くでみていたい。ずっと隣にいたい。』
「待って待って、そんなこと急に言われても…」
私がそう言うと彼は私に近づいて手を伸ばす
『ずっと好きでした。僕と付き合ってください』
差し伸べられた手にどう答えればいいのか分からない。
けれど、真っ直ぐに気持ちを伝えてくれる君となら
どんな未来でも歩いていきたいなと思った
4/3/2025, 11:39:45 AM