母と二人きりで話をする。何か話題を探さなければというプレッシャーのない純粋な共依存。自然と胸から熱が込み上がってきて目頭が熱くなる。声に抑制が効かなくなり肺から吐き出されるのは圧縮された過去の遠吠えだった。誰かに頼られて、愛されて、感謝されたい。この世界で必要とされる存在でありたい。そんな想いのこもった遠吠えだった。客観的な事実しか評価されない世界なら涙の理由も単なるアクセサリーでしかない。題『涙の理由』
9/27/2025, 7:26:32 PM