時代という波の中、彼は舵を取る。
不確かな海の流れを掴み、自らの判断で乗りこなしていくのが目指すべき道だ。
それにしても、どの時代にあっても他者を大切にすることは何より重要なことだと彼は思う。
目の前にいる人々を軽んじてしまったのなら、三つの頭を揃えてその場から身を引くべきだと、強く感じていた。
人々の信頼を裏切ることは、自らの存在を脅かすことに他ならない。
倫理という羅針盤を失えば、時代の流れから置いて行かれてしまう。
彼は、刻々と変化する波を感じながら、道を探し求め続けるのだった。
「羅針盤」
1/21/2025, 11:15:40 PM